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厳格的殺人鬼社会「殺人鬼兄妹」⑥+あとがきという名の言い訳
執筆時期:2006年頃
①はこちら
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④はこちら
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[READ MORE...]からどうぞ。



「ううううううううおああああああああああああああああああああああああああああ」
 眞也の唸るような声が響く。
 あたりの男たちがわずかながら怯むが、すぐに持ち直し、眞也に向けて殺到してくる。
「オオオオオオオオオオオオオオオ」
 眞也の腕が叫び声とともに振るわれる。途端、左右の男達の顔が鼻を中心に四等分され、顔がピザのように割れた。眞也の手には、紅に染まったナイフ。
「死ねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねね死ね死ね!!!」
 眞也の声のみが響く。眞也に背を向けた洋梨が首から尾骶骨にかけて切り裂かれてのけぞって倒れた。勢いが強すぎて、眞也の持っていたナイフの刃が、中ほどで折れていた。
 それが合図になった。男達は、反転して眞也から逃げようと走り出す。それを追うため、眞也も走り出す。ナイフを持たない左手がジャケットの内に隠され、次の瞬間には四つの銀光とともに姿を現す。スローイングナイフが四本、連続で投擲され、すぐ前を走る男達の延髄に正確に命中。それらを踏み倒し、眞也は進む。
 廊下に出ると、男達は左右に分かれていた。逃がさない逃がさない逃がさない逃がさない。逃がさない逃がさない逃がさない逃がさない逃がさない逃がさない。
 眞也は進路を右にとった。自分が入ってきた玄関がすぐそばにある。それらを皆殺す。
 外に出ようとして詰まる男達へ向け、ナイフを四本三回、計十二本投擲、延髄腎臓心臓頭部に必中させる。集団の動きが滞ったところで、学校特有の巨大な下駄箱を全力で蹴飛ばす。蹴った面が大きく陥没、それでも衝撃に耐え切れず、下駄箱は宙をすべって男達に直撃、玄関のガラスとともにぐしゃぐしゃにつぶれる。そこへ眞也がもう一発蹴りをいれ、溜まっていた七人をまとめて絶命させる。
 方向転換。左へ。
 左の廊下先に、十数人の人影。おそらく、こちらで手間取ったぶん向こうからは何人も外に逃げているはず。
 眞也が走り出す。おおよそ犬や馬と見間違えそうなほどの速度で瞬時に男達のいる辺りへと舞い踊る。
「があああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 眞也はスローイングナイフを六本まとめて左手に掴むと、フォームも無視して投げつける。後続を走っていた男達に着弾、六人とそれに巻き込まれもう一人が体勢を崩して廊下に倒れる。
 そこへ眞也が到着。投擲したナイフは、投擲力が強すぎて、刃の部分が突き刺さるだけでなく、柄の部分がめり込んでいるものもあった。
 男達が眞也を振り返る。そして眞也のナイフがきらめく首が飛ぶ。鮮血が飛び散り廊下を濡らす。
 眞也はなおも走る。男達の死体を踏みつけてそのまま走る。五メートルほどのところで二つ目の玄関があった。外には校庭が見える。そこを走る全裸の男が五人。眞也は外へと飛び出した。
 向こうもそれに気づいたのか、急いで加速しようとするものの、すでに長い間走っていたためさほど速度は変わらない。眞也はいとも簡単にそれに追いつくと、追いつきざまに背中と腹を十文字にかっさばく。ナイフの先端にひっかかった腸が校庭にぶちまけられた。
眞也は方向を変え、校門へと走る男四人へと足を向ける。ナイフを低空で投げつけ、先頭を走る男の脚に当てる。男はコンクリートの地面に勢いよく転び、後に続く三人も巻き込みながら停止した。
 男達が起き上がるよりも早く眞也が追いつく。転がった男の一人の顔面を踏み砕き、脳髄と脳漿の中に足を埋める。一人の首を切り鮮血を上げさせ、ナイフを刺した男の心臓を四回ほど刺し、最後の一人は首を百八十度回転させた。
 眞也は校舎の外に気配を感知。校門から外に出る。その途端、横合いから大型トラックが走りこんで眞也を吹き飛ばした。
 ◇
「死んだ、か――?」
 トラックの運転席で、玖珂榊は呟いた。近隣住民から通報があった――休みのはずの学校から、悲鳴やうなり声が聞こえる――と。
 警察にはまだ連絡していないことを確認すると、玖珂は即座に話にあった高校へと向かった。途中で最悪の場合を想定し、大型トラックをかっぱらって乗ってきた甲斐があった。どうやら今は、現在進行形で最悪の状況が繰り広げられているらしい。
 玖珂は助手席に放っていたサプレッサー付きのコルトを手に取った。アメリカ軍でも最近まで正式に使われていた銃だ。ホローポイント弾――人体に多大なダメージを与える弾丸――を装填した弾倉を銃に入れると、玖珂は車を降りた。ゆっくりと今しがた跳ね飛ばした眞也のもとへと近づいていく。
 三メートル手前で止まる。ナイフなら射程として遠いが、拳銃ならば十分な射程。
 眞也の体の下に、おびただしい量の血が流れていた。右手は関節と真逆に曲がり、両膝が水平になって折れていた。
「あがぐ、えげ、ごごごごご」
 それでも、榊眞也は生きていた。左手でアスファルトとがりがりと引っ掻き、爪がはがれていた。目からは血の涙。それが今の衝撃によるものかどうかはわからないが、目から太い筋となって血の涙が流れていた。
 わかっていたはずだった。
 今回の仕事に、『アレ』が関わっていたことは。
『アレ』が関われば、こういうことが起こるはずと予測できたはずだった。
 殺人鬼と『アレ』は出会わせるべきではないのだ。
「ま……こ……」
 眞也が弱々しく呟くのが聞こえた。辺りを見回している。
「おめーは……悪くねーよ」
 玖珂は、コルトを眞也の頭を狙って撃った。計三発。眞也の頭蓋が砕け脳髄脳漿血液が道路上に巻き散らかされた。サプレッサーをつけていたとはいえ、結構な音がした。その音が、何故か眞也の声のように聞こえて、玖珂はそれ以上撃てなかった。
 玖珂は五秒ほど眞也の死体を見下ろした後、再びトラックに乗り込んだ。校舎の外に出た連中を、ある程度片付けなければいけない。憂鬱なため息とともに、玖珂はトラックのアクセルを踏み込んだ。
                     殺人鬼兄妹――了


◆       ◆

 7月20と11月21日を過ぎて、今年も東(西田)慎一郎と辻菜摘の両名は年を取りました。お気づきの方もいるかもしれませんが、この小説の主人公である兄妹はこの二人がモデルです。おそらく、眞子の描写の辺りで気づいた人はいくらいると思うのですが、いかがでしょう。
『吸血鬼食』でも書いてありますが、ただ単に人殺しの小説が書きたかったとかエロ描写がしたかったとかそういう意図は全く無くこの小説を書きました。グロいから駄目だとかエロがあるから駄目だとかいうおこちゃま脳味噌の人は考えを改めるようにしておくと将来いいことがあるかもしれません。
 殺人鬼兄妹は時系列的に吸血鬼食の後の話になるのですが、基本的にテーマは同じであり、内容もパターンもほとんど同じ構成で書かれています。何故かといえば、書こうと思ったテーマが同じであり、それを吸血鬼か、それとも殺人鬼にするか、というだけの違いでしかありません。共通点である、破壊を行うのが人間である、というのは偶然ではなく必然であるとわかっていただければ幸いです。破壊されるのが人間ではないもの、という点も同様です。
 言い訳というのは、私は単にグロが書きたいわけではなく、好きでエロを書いたわけではない、ということを強調しておきたいからです。小説の内容=作者の人間性ではない、という当たり前のことを読み終わった後でいいので理解しておいてください。
 では、ここまで読んでいたてありがとうございました。
 機会があれば、また別な作品でお会いしましょう。
                                             少色
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テーマ:文学・小説 - ジャンル:小説・文学

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